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​特別インタビュー

 新入生の皆さんご入学おめでとうございます。
皆さんは大学に合格した今、これからどのような大学生活になるか思いを巡らしているかもしれません。大学生活は“自由”です。多くの時間でたくさん遊んでいろんな刺激を受けるのも一つ、興味のあることをじっくり勉強をして知識を蓄えることも、資格をたくさん取ることもできるでしょう。本当にたくさんの選択肢があります。そして新入生の皆さんの中には、大学ではこれまでとは違う新しいことに挑戦したい、何か自分を変えたい、と思っている方も多いのではないでしょうか。


 私は小学生のころからサッカーをしていましたが、故障で思うようにいかず、高校生でのサッカーを終えてしましました。自分の取り組んできたことをここで終わらせたくない思いで、大学では、新たに打ち込めるものを探していた時にボート部に出会いました。ボート部は部員のほとんどが大学からボートを始める初心者で、部が目標としている全国の舞台で経験者の多い強豪の私立大学と戦うというのは簡単なことではありません。しかし、先輩方が本気で目標を語る姿や新歓で感じた部の一体感に、自分もこの団体の中で頑張っていきたいと思い入部しました。


 

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 ボートはただひたすらに仲間と速さを追求する単純に見えて、実は奥が深いスポーツです。試行錯誤の連続で、単純に頑張るだけではうまくいかないボートだからこそ味わえる勝負の喜び、悔しさというのもボートの魅力だと感じました。そしてボート部の生活では、目標に向けたハードな練習の中でも頼りになる先輩や、何でも話し合える同期、そして自分が先輩となると可愛くも懸命に努力して切磋琢磨しあえるような後輩とも巡り合うことができました。監督やコーチ、OB、OGの方々などの支えがあり、こうした環境で全国を目指して夢中で取り組めるという貴重な経験は、他では得難いものであると確信しています。


 また勉強面についても新入生の方で不安をお持ちの方もいると思います。自分は空いている時間や練習がオフの時にメリハリをつけて集中して取り組んでいました。決して楽ではないと思います。が、忙しい中でも両立することは可能で、それを実行している先輩もたくさんいます。かくいう私も春から大学院で宇宙線の研究をします。大学生活のことに不安がある方も一度先輩に話をしてみてください。きっと親身になって話を聞いてくれると思います。


 今しかできないことはたくさんあります。「何かを頑張りたい!」、「頑張れる自分になりたい!」そうした思いのある人は、ぜひ一度ボート部で話を聞いてみてください。皆さんの挑戦を待っています。数ある選択肢の中で皆さんが有意義な大学生活を選ぶことができるよう祈っています。

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